それをキミに届けにきた

ちょっと長くなりますが。

じいちゃん家から帰る車の中で〝駄菓子屋〟の話になって。ある事を思い出したので書きます。

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小学校行き始めた頃から通学路の途中に駄菓子屋があり、学校帰りの暑い夏にお水飲ませてもらったり、休日は駄菓子買いに行ったりとてとお世話になったお店なんです。
〝おばちゃーん!水飲ませて~!〟って帰りがけにお友達と寄ってたのを思い出したり。

小学校を卒業してお店の前を通るものの寄ることはなく、いつの間にか疎遠になっていました。
中学の職場体験で近くの介護施設に行きました。そこの施設のデイサービスに、なんと、駄菓子屋のおばちゃんが車椅子に乗って、居たのです。久しぶり過ぎてびーっくりしたし、会えてよかったぁと思い見てると、職員さんにおばちゃんが駄菓子屋さんしててよく寄ってた事を伝えたら、俺も小さい頃寄ってたんだよー!って。よくよく聞くとその職員さんは私の家の近所の二歳下の女の子のお父さんの弟だと判明して、おばちゃんの駄菓子屋で頑張ってた、その話が進みました。
でもその話をした後、おばちゃんは認知症になったらしく、私(のえる)の事覚えてるか分からないし働いてた頃の事も忘れているかもしれない…と職員さんに言われました。そこも踏まえつつ職員さんがおばちゃんに〝覚えてる?〟と言ったら、言葉はないけどとっても可愛いあの笑顔で、ニコっとしてくれました。

本当に覚えてくれてたのかは分かりませんが久しぶりに顔を合わせて、笑顔を見れたのはすっごく嬉しい事でした。


でも。
2週間前くらいに駄菓子屋さんの前の道通ると貼り紙があり、その貼り紙は、おばちゃんが亡くなったのを知らせた紙でした。
突然の事でびっくりだった、だけど老衰だったとの事で、あぁ頑張ったんだなぁと思いました。

今日はままとの会話で思い出したおばちゃんの事。こうして時々思い出すのはおばちゃんにとっても嬉しいだろうし、楽しかった思い出だなぁと思うのも私自身も嬉しいです。


小さい子から大人まで関わってきただろうに笑顔を振りまいてたおばちゃんの顔や声はいつまでも忘れられません。


おばちゃんありがとう。




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長いのを最後まで読んでくれてありがとうございました。😉



強くなれ僕の同志よ

〝不自由〟なこの場所が好きだわ

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